自分で散骨する方法と手順

自分で散骨するイメージ 散骨

自分で散骨をする手順は、

  1. 散骨場所を決める
  2. 遺骨を細かくする(粉骨化)
  3. 粉骨を撒きます

とシンプル、しかも役所で手続き・届出もありません。

自分で散骨すれば故人も喜びますし、安いというメリットもあります。

では、手順を見てみましょう!

遺骨を粉骨にする

まずは、遺骨を2㎜以下のパウダー状の粉骨にする必要があります。

自分で遺骨を粉骨にした結果

・自分で粉骨にする方法
防護メガネ、マスク、手袋をかならず装着し、
すり鉢、スリコギ棒で粉砕していきます。
男性なら1日で終わるでしょう。

粉砕機(ミル)を使えば3~5分ですが、レンタルで2万円、買うと国産で15万円以上します。

・粉骨の入れ物をえらぶ
粉骨の入れ物は、そのまま海へ散骨できる水に溶ける紙袋がオススメです。

水溶性紙袋この水溶性紙袋は、Amazonなどで約2,000円で購入できます。

ふつうの袋、ビンなどでOKですが、成人の遺骨2~3リットル入る容器をご用意ください。(容器のまま散骨しないでくださいね)


私も自分でした経験がありますが…

お爺ちゃんの遺骨は4時間かかり、しかも遺灰が口鼻に入る、部屋中ザラザラということに。

正直な感想をいうと「精神・肉体的にツラい」ので、粉砕だけは粉骨業者へ頼んだほうがいいかもしれません。

海の散骨を自分でする方法

散骨は法律で禁止でされていませんが、第3者への配慮が必要です。

人がいない時間帯をえらんで、目立たない散骨を心掛けましょう。海でレジャーを楽しむ人またフェリーや遊覧船からの散骨は禁止されています。

そして「陸から1.8㎞以上の沖合」と業界団体で自主ルールを設けています。

ボートを持っていない人は、防波堤や海岸沿いでもよいですが、このような場所は避けてください。

・生活用水となる河川、湖、沼など
・漁場、養殖場付近
・公園、住宅地
・観光地や観光ルート

・お花を用意する
献花は、海を汚さないよう花びらが理想です。花束はリボン、外装フィルム、輪ゴムなどすべて外してください。お花は鮮やかに映える「赤、黄、ピンク」など選ぶと良いでしょう。

・献酒・献水について
献水はOKですが、お酒を用意したい人は、アルコール成分は海には有害なので、コップ1杯が適量です。

喪服・散骨する時の服装
礼服は目立つので、必ず平服にしてください。また、位牌、遺影も早めに片付けてください。


ここまで読んで「ちょっと自分では無理かな‥」と思った人は、粉骨&散骨セットの代行サービスがあります。

自分で山林散骨する

山林の所有者から許可があれば散骨はできます。ただし国有地や自治体が所有している山林の散骨は、ほぼ不可能と思ってください。個人所有の山林であれば「散骨していいよ」と言ってくれる所有者がいればラッキーです。

人気の樹木葬が36,000円 (税別)
山の散骨が難しいのはわかりましたね。でも海より陸がいい…という人にオススメなのが粉骨にして埋葬する樹木葬です。

千葉県市原市の法光寺の合祀墓ですが、春・秋の彼岸・お盆に住職の読経もあり、いつもキレイに管理されているので滅多にお墓参りできない人にも心配はありません。

お寺の樹木葬コース

自分の土地で散骨する

自分が所有している土地であれば自宅の庭でも散骨はできます。
しかし、あくまでも散骨なので土をかぶせる、穴を掘って埋めることは違法です。埋葬法に違反するので粉骨は撒くだけにしてください。

もっと重要なのが散骨した土地は、売らない、住み続けるという前提になります。
もしも将来売ることになる時は、売買取引で不利になることだけは覚えておいてください。

旅先で散骨する

旅行先で散骨する人は、国内であれば電車でも遺骨を持ち運びできます。また、飛行機でも手荷物として持込み可能ですが、念のため航空各社のサービスセンターで確認してください。

空港のチェックインでは埋葬証明証、火葬証明書、死亡証明書、粉骨証明書のどれか持参すれば、手続きもスムーズです。事前に遺骨の持込を伝えておけば、搭乗の時に客室乗務員が対応してくれます。

海外だと外国の航空会社を使うこともあります。税関で「怪しいクスリ」と間違われないように、英語で散骨「scatter ashes」、粉骨「ashes powder」と説明するか、英文の証明書を発行してもらえる粉骨業者に頼むと良いです。

自分で空中葬・宇宙葬をする

バルーン葬なら遺灰の入った袋をバルーン内に遺灰を入れる方法、または吊るす方法の2つです。しかし大気圏まで届かず、空のどこで破裂するかわかりません。また民家に落ちたら一大事です。

空中葬なら多少費用が掛かっても、バルーン専門業者に頼むか、セスナ機をチャーターしたほうが賢明だと思います。結局のところ、自分で空中散骨するのは難しいと思います。

残った骨壺、遺品はどうする?

骨壺や骨箱を処分する
散骨の後に残った骨壺、骨箱なども自分で処分をするなら、最終処分場に持っていくより、「家庭ごみ」に出したほうが安くて簡単に済みます。故人名などが記載されていれば、事前にマジックペンなどで消すなどしてください。

・骨壺
骨壺は、陶器なのでハンマーなどで細かく割るだけで十分です。新聞などで包み、割れ物・燃えないゴミとして捨ててください。

・骨箱
分解して可燃ごみとして出せます。壊さずにゴミ袋に入れた状態でゴミ回収業者に直接手渡しでも良いと思います。

・白い風呂敷・骨箱カバー
すべて可燃ゴミとして出せます。

・位牌・遺影
位牌なら可燃ゴミへ、そして遺影であれば写真と額を分けて、お住まいのゴミ出しルールに従ってください。ゴミに出すのに抵抗があるなら、年に数回実施されるお寺・神社などのお焚き上げで供養できます。無料~数千円ほどで受付してくれます。

自分で遺骨を乾燥する

お墓に埋葬されていた遺骨は、ほぼ99%の確率で雨水や結露で湿気帯びているので乾燥処理が必要です。湿った遺骨は上手に粉砕できません。ご近所に配慮しながら、自宅の庭や駐車場にブルーシートを広げて遺骨を並べます。天気の良い日に2~3日ほど天日干しの後、完全に乾燥したら粉骨作業が開始できます。粉骨業者に依頼すれば専用乾燥機で乾かすサービスもあります。

以上、自分で散骨をする方法を紹介しました。読んでいただいた通り、セルフ散骨は大変な事ですが思い出に残る散骨供養が実現できますし、故人のためにチャレンジしてみるのも良いかもしれません。