テレビ等で相続、葬儀の特集があると、トラブルの話題にもなりますよね。
そのトラブルの原因は、親族間でトラブル、業者とモメるの2種類で散骨も同じなのです。
そこで今回はトラブルの回避方法や実例など、ご紹介したいと思います!
身内で散骨トラブル

トラブルで多いのが、やはり親族間ですね。
父の遺骨を散骨したら「なんで勝手にしたのよ」と親戚から言われた話があります。
故人の遺言で散骨を希望していれば問題は少ないと思いますが
後で気まずくならないように事前に説明はしておきましょう。
散骨に反対!という人も…
祭祀継承者…
あまり聞かない言葉ですが簡単に言うと、
お墓、遺骨、仏壇など管理できる人です。
もしも、あなたが祭祀継承者であっても親族の意見によって散骨ができないかもしれません。
反対意見も無視はできないですし、お墓にこだわる年配者も多くて同意を得るのは大変…
そんな時は「お墓は高い」「継承者がいない」などストレートな説明でいいと思います。
それでも海洋散骨がダメなら、永代供養墓や安い樹木葬が良いかもしれませんね。
散骨後に後悔しないように
遺骨全部を海に撒くとなると、
「遺灰に手を合わすことが出来ない」
「海はお参りが不便」
といった家族の心配もあるかと思います。
そんな時は遺灰を少し残す事をおすすめします。
残した遺灰は、アクセサリーやミニ骨壺に収めれば手元供養になって毎日手を合わせる事ができます。
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これなら、仏壇よりコンパクトで部屋の雰囲気を邪魔しませんね。
・最初から親族に散骨を話す
・遺骨を少し残すことも考えておく
散骨業者とトラブルになる注意点

散骨業者って全国100社以上いるので、会社の質もピンキリです。
質のわるい業者とトラブルになる原因は対応の悪さ、金銭問題の2つしかありません。
注意ポイントがあるので業者選びの前に読んでおいてください。
追加料金には注意!
散骨した後に追加請求されるという話です。
まずは、当サイトで「これって別料金なの?」と調べた結果は以下の通りです。
一般的には基本料金に含まれる、または無料サービスだと思っています。
このような別料金を申込み時に説明はなく、後から追加でモメた事例があります。
散骨が初めてという人も多いので、申込の時はサービス内容と総額を聞くようにしてください。
追加オプションが悪い訳ではありませんが、有料なら事前に説明が欲しいですよね。
対応が悪い、そして遅い
どの業界でもダメな会社は、やっぱりお客様とトラブルが多いと思います。
電話が繋がらない、メールの返信も遅いのもヒドい話ですが、
「遺骨を預けて連絡なし」「散骨後、手元供養の遺灰が届かない」なんて最悪ですよね。
散骨業者とのトラブルを防ぐためには、ホームページ以外に、電話をしたり、店舗があれば出向く、利用者の声や口コミを見ることも大事です。
乗船型散骨でトラブル

遺族が乗船型するプランだと、よくあるのがトラブルが悪天候による延期。
悪天候なら仕方ないですが、夜遅くになって「明日の散骨は延期です」というのは困ります。せめて2~3日前には連絡が欲しいですよね。
また不慣れな業者が船のルールを守らずに、海上保安庁のボートに注意されて散骨中止になる可能性もあります。
散骨代行のトラブル
自分で散骨できない人には委託・代行サービスは便利、しかも安いのがメリットです。
しかし散骨の立会いが無いので、故人の名前の書かれた骨壺と遺骨を不法投棄され、ある日突然警察から「遺骨を捨てました?」なんて事にもなりかねません。
散骨代行業者を選ぶ時には、特に細心の注意をしてください。
優良な散骨業者の見分け方はコチラ
倒産リスク?生前予約の注意点
小資本・小規模の散骨業者は倒産リスクもあるので、料金先払いする生前予約は要注意です。
その点、大手葬儀社なら責任能力もあり、トラブルも少なそうでOKだと思いますが、散骨料金は相場の2倍と高めとなります。
・質のよい業者を選ぶ
・追加料金、総額を必ず聞く
葬儀社とトラブル
散骨のニーズが高まったことから町の葬儀社から葬式の紹介サイトまで、こぞって散骨サービスを始めています。
だた実情は、葬儀会社のスタッフが散骨をするわけではなく散骨業者などへ外部委託しています。
しかも遺族には、どんな外注業者なのか知らされません。

葬儀社は、お花屋さん、霊柩車屋、火葬場手配などコーディネートをするのが仕事です。
なので散骨サービスも外注なのは当然なのですが、遺骨のお預かりやボートの手配などの段取りが悪くてトラブルになる可能性があります。
散骨証明書が自宅に届かないという話も聞きました。
そんな訳で散骨は連絡もスムーズ、しかも葬儀社より安い散骨専門の業者に直接申し込んだほうがトラブルを回避できると思います。
・葬儀社の散骨は、ほぼ外注と思ってください
・散骨専門業者の方がスムーズで安い
お寺と揉める原因とは?
「散骨は良くありません」と言われて、預けていた遺骨を返さないお寺がいると聞きます。お寺側もきっとお墓を買ってくれると期待していたのでしょう。
檀家離れの増加が原因なのか経営難のお寺さんも多いようで、お墓を閉じる「墓じまい」の時に高額な離檀料を請求したり、威圧的な態度で引き留めるという事例もあります。
そもそも離檀料という言葉は最近できたそうです。
先祖代々からの古いお付き合いや、葬儀を執り行ってくれたご縁もあると思いますが、契約書などを確認したり、事情をハッキリと話すのが良策です。
また、お世話になった以上、お布施や離檀料もある程度はお支払いしたほうが、双方気持ちよく済むので仕方はありません。
ただ突然「遺骨返して!」と申し出るのはよくないので時間かけて進めましょう。
江戸時代から続く檀家制度は、お布施の強要システムで時代に合わないと考える住職もいます。確かに地方から都市部に移住した世代が、田舎のお寺にこだわない傾向からも檀家制度は崩壊しつつあるのかもしれませんね。
・遺骨の引き取りは早めに相談
・離檀料も払う時は気持ちよく払いましょう
いかがでしたでしょうか?
散骨だけでなく物事は何でもトラブルは付きものです。それでも事前対策をしてなるべく回避していきましょう。